睡眠のプロも実践!上手な入浴方法

ホーム寝る方法まとめ!~少しでも長く深く寝るために~ >睡眠のプロも実践!上手な入浴方法
入浴する赤ちゃん

毎日の仕事の疲れを洗い流し、身体をサッパリとさせつつ溜まった疲れを解消させる事ができる入浴ですが、この入浴にも実は快適な睡眠のコツが多く存在しています。
入浴の方法や入浴中に行なうと良い事などを知ると、より良い睡眠が取れるようになるので、それらについてもしっかりと知っておきましょう。

深部温度と皮膚温度

まず正しい入浴方法について知る前に、なぜ入浴を行なうのがより良い睡眠に繋がるのかというのを知りましょう。

入浴がより良い睡眠に繋がる理由として、深部温度と皮膚温度というものが関係しています。
深部温度というのは人間の体内、つまり身体の内側の温度の事です。
それに対して、皮膚温度というのは手や足などの体の表面側の温度の事を指します。
この2つの体温は、時間帯によって高低間逆の数値を示します。

つまり皮膚温度というのは、朝は平熱より少し低いか同じ程度です。
しかし時間がたち夜になると、朝と比べて高くなるのです。
一方、深部温度はその反対で、朝は平熱よりも若干高いけれども、夜は平熱と同じくらい、もしくはそれよりも少しだけ低くなります。

こういった働きは人間の体として正常な事であり、体温の上がり下がりがあるのは身体の異変でもなんでもなく、こういった体温の変化がある事によって、眠気というのがやってくるようになっているのです。
というのも、人間の体というのは深部温度が下がっていくと眠気が訪れるようになっており、この深部温度が高いままだと眠気というのは訪れなくなっているのです。

そしてこの深部温度というのは、一度上昇するとその上がり幅分低下するという特性があります。
この特性を知った上で入浴を行なえば、非常に簡単に快適な睡眠ができるようになるのです。

深部温度を上げる方法

深部温度を上げるためには、体温よりも高い温度のお風呂に入り、身体の中にまで熱が伝わるようにする必要があります。
ですがあまりに高い温度のお風呂に入ってしまうと、身体が温まりすぎてしまい交感神経が高まり、眠気が飛んでしまいます。

深部温度を高めるための入浴をしたいのであれば、40度程度のお湯を張った湯船に浸かるのがベストと言われています。
湯船に入っている時間は身体が十分に温まるだけの時間が必要となるので、短くとも10分程は浸かった状態で温まるのが良いでしょう。

しかし、あまり長い時間入ってしまうと、逆に温まりすぎてしまい交感神経が高まってしまうので、長風呂をするにしても1時間以上の入浴は回避するようにしましょう。

そしてお風呂の洗い場で体や頭を洗う際や、湯船で体を温める際に、周りの照明が煌々と照っている状態で過ごしてしまうと、体内でメラトニンが生成されなくなってしまいます。
それを避けるため、お風呂場の照明は白ではなくオレンジなどの優しい色、もしくは脱衣所のみ明かりをつけお風呂場の中は照明をつけず、外の明かりだけをお風呂場の中に入れるようにすると良いでしょう。

入浴時にマッサージをする効能

入浴する女性

入浴の際に同時に行なうと良い事として、身体をほぐし血行を良くするためのマッサージがあります。
マッサージを行なう事によって、体の緊張した筋肉が解され、血行が良くなる事によって身体は更に温まりやすくなり、更にリラックス効果も高まっていきます。

マッサージの際にはシャワーの水圧を利用し、身体を優しく圧迫するような方法で刺激すると、より強いリラックス効果が得られます。

入浴グッズを有効利用する

より良い睡眠のための入浴の効果を高めたい時には、お風呂グッズと呼ばれるような睡眠の質を良くするアイテムを利用してみましょう。

お風呂グッズの中でも特に人気の高いものとして、アロマ石鹸があります。
このアロマ石鹸は石鹸の中にアロマオイルが入っているもので、これを使用して身体を洗うと、石鹸の香料の匂いだけでなく、石鹸内に入っているアロマオイルの香りを鼻で楽しみながら入浴ができるようになります。

香りというのはリラックスに非常に重要な要素であり、ラベンダーやベルガモット、グレープフルーツといった香りのするアロマ石鹸を使用する事によって、より快適な入浴ができるようになります。

そしてこのアロマ石鹸と同じく多くの人が入浴の際に利用するものとして、入浴剤があります。
入浴剤は湯船の中に入れる事によって、ただの水を沸かしただけのお湯に対してさまざまな効果を足すことができるものです。 入浴剤には温泉の香りや成分を足す事ができる温泉の素というものあれば、水と反応し炭酸ガスを発生させる製品まで、非常に多くの製品が存在しています。

こういったものを湯船の中に入れた上でお湯を張り入浴を行なうと、入浴剤の効果によって身体はより温まりやすく、そしてより多くの汗をかけるようになるので、毛穴に詰まった老廃物などが汗と共に流れ出ていき、皮膚を綺麗にできるようになります。

入浴後のストレッチ

入浴が終わった後は深部温度が体表に伝わり、低下するのを待ってから就寝を行なう事によって、非常にしっかりとした睡眠が取れるようになりますが、その間何もせずに待つのではなく、体が温まっているタイミングでストレッチを行なうとよいでしょう。

入浴によって体が温まると、筋肉の周りに存在する筋膜と呼ばれる部位が柔らかくほぐれていきます。
その状態でストレッチを行なうと、身体がよりしっかりとほぐれていき、より強いリラックス効果を得ることができるのです。

ストレッチの際に注意すべき事として、ダラダラと汗をかくほどに過剰なストレッチを行なってしまわないようにするという点があります。
ストレッチの際はゆっくりのんびりと体中の関節をほぐすようにストレッチを行い、全身の緊張を解消していきましょう。

こういった入浴方法、そして終わった後の過ごし方を毎日行なっていく事により、睡眠の質は向上していき、身体の緊張やこわばり、疲れといったものがしっかりと解消されていきます。